私立恵比寿中学(エビ中)のメジャーデビュー記念日である2023年5月5日に「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖2023」の開催が発表されました。ファミえんとは夏に行われるエビ中の野外ワンマンライブであり、ファミリーであれば誰しもが行きたいと思うライブですよね。
ただ、会場がアクセスの悪い場所のため、「どうやって行けばいいかわからない」、「遠すぎで行けないかも」と参加をためらう方も多いかと思います。
そんな初心者向けにファミえんのしおりとしてファミえんの参加方法を解説します。2023年の開催場所は2022年と同じ山中湖のため、開催形式はほぼ同じと思われます。昨年の情報や経験談も交えて、チケットの購入方法や会場のアクセス、ホテルの予約方法などをご紹介するのでぜひ参考にしてみて下さい。
そしてぜひファミえんを一緒に楽しみましょう!!
そもそもファミえんとは?
ファミえんはエビ中が夏に開催している野外ライブです。正式名称は「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん」で、2013年から毎年開催されています(2021年と2022年は開催予定でしたがコロナの影響で中止となりました)。他のライブとの最大の違いは水の演出で、毎年使った水の量が朝のニュースで報じられるほどすごい量の水が使われます。ナタリーさんの記事によると2022年は70tの水を使ったようです(笑)。
河口湖ステラシアター(山梨県)や愛・地球博記念公園・モリコロパーク(愛知県)など地方の野外会場で開催されるため、その名の通り遠足となります。かなりアクセスの悪い場所になるため、車かオフィシャルバスツアーなどで会場に行く必要があります。
2023年のファミえんの会場と日時
5月5日に2023年のファミえん開催発表がされました。2023年は昨年と同じ会場の「山中湖交流プラザきらら シアターひびき」で開催され、日程も2daysと2022年と全く同じになりました。
この会場は2014年、2018年、2019年、2022年のファミえんでも使われている会場のため、古参のファミリーにとってはなじみの場所と言えるでしょう。過去に4回も同じ場所で開催されているため、ファミリーの中でも経験値が溜まっていると思います。私も2018年から3回、山中湖でのファミえんを経験しているので、もう慣れたものです。
※写真は昔学生時代に暇すぎてファミえんの下見に行った際の会場の写真です。参考程度に…
また、席は恒例のスタンディングエリアとリラックスエリアの2つが設けられました。リラックスエリアはシートを広げたり折り畳みイスなどを設置してゆったりライブを楽しむことができます。これもファミえんならではの楽しみ方です。ただし、注意にもある通り過度な場所取りは止めましょう。
日程は今年も2daysで開演時間がそれぞれ異なります。1日目が16:30開演で、例年だと公演時間は3時間程度のため19:30頃に終演となります。開演から徐々に陽が落ちてきて、ライブ終盤には真っ暗になる夜のファミえんとなります。野外の真っ暗な中でペンライトで照らされた会場の雰囲気はここでしか味わえないものがあります。夜になると若干冷え込むこともあるので、上着等があるとよいでしょう。
2日目は12:30~15:30頃と昼のファミえんです。最も日が差す熱い時間帯なので、日焼けや暑さ対策が必要です。ただ、暑い分水の演出がとても気持ちいいです。
「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖2023」
【日時】
2023年8月5日(土)open 15:00 / start 16:30
2023年8月6日(日)open 11:00 / start 12:30
【会場】
山中湖交流プラザきらら シアターひびき
【チケット】
スタンディングエリア ¥9,500 (税込)
※水の演出の為、濡れる場合があります。
※ブロック指定がございます。
リラックスエリア ¥9,500 (税込)
※風向きによって、水の演出の為、濡れる場合があります。
※ご家族連れやゆっくりご覧頂くエリアとなります。スタンディングエリアの後方となります。
※着席可能(ただし大幅な陣取りNG)
※リラックスエリアは後方となります。
今後も公式バスツアーや駐車場の情報などが続々と発信されると思うので、公式からの情報を逐一確認するようにしましょう。
チケット
チケットの購入方法
ファミえんのチケットの購入方法について解説します。ここでは2022年の実績ベースで解説するので、公式からの最新情報を確認するようにして下さい。
2022年では下記のスケジュールでチケットが販売されました。購入回数は全4回で会場のキャパが大きい割にアクセスが悪いため倍率はあまり高くない印象です。私は過去3回申し込みましたが全てFC先行で取れました。FCに入っていない方はオフィシャル先行から購入可能です。また、チケットは4枚まで購入できるので、最大で4人まで一緒にライブ鑑賞することができます。
2022年の購入タイミング | 日時 |
---|---|
ファミえん2022開催発表 | 2022年5月5日(木)19:00 |
FC先行(抽選) | 2022年5月28日(土)19:00~6月5日(日)23:59 |
オフィシャル先行(抽選) | 2022年6月8日(水)12:00~6月14日(火)23:59 |
プレイガイド先行(抽選) | 2022年6月21日(火)18:00~ |
一般発売(先着) | 2022年7月9日(土)10:00~ |
- 前方エリアは、左右でスタンディングと声出し可能スタンディングで分ける予定です。
- リラックスエリアは後方となります。
- スタンディングエリア・リラックスエリアの方は、コール禁止となります。
- 雨天決行・荒天中止
- 整理番号順でのご入場となります。
- 3歳未満入場無料(ただし保護者1名に対しお子様1名まで)
- お一人様各公演4枚まで
- チケットは全て電子チケットとなります。
- チケットのお受け取りには、お手持ちのスマートフォンへ専用アプリのダウンロードが必要となる場合がございます。
- 受付画面に記載の注意事項をよくご確認のうえ、お申し込みください。
※赤字部分は2022年のコロナ対策によるものなので、2023年は無いと思います。
チケットの種類とブロック割
ファミえんのチケットは「スタンディングエリア」と「リラックスエリア」の2種類に分かれています。
「スタンディングエリア」が普通のチケットとなります。一方「リラックスエリア」は後方のエリアで、リラックスエリアはシートを広げたり折り畳みイスなどを設置してゆったりライブを楽しむことができます。後方のため、水に濡れることはあまりなく、風の向き等で多少濡れるかな?程度です(2023年は運営が本気を出して、ずぶ濡れになるかもしれませんが…笑)。
基本的には「スタンディングエリア」のチケットを選び、お子さんがいる方などゆったりライブを楽しみたい方が「リラックスエリア」を選ぶ、という判断で良いと思います。
またチケットの座席は「○ブロック○○番」のようにブロックと番号が記載されます。ファミえんは指定されたブロックごとに整理番号順に会場に入るシステムです。そのため、整理番号が若いほどブロック内で良い場所を確保することができます。ブロック毎に1~1200ぐらいまで割り振られていた気がします(すみません、ここはうろ覚えです)。過去の経験から100番以内なら最前か2列目を確保できるかな、200番だと3列目くらいかなというイメージです。
ブロック割は1日目と2日目とも同じだった気がしまが、2023年はどうなるかわかりません。
ファミえんで一番重要なのは整理番号ではなくブロック割です。どのブロックになるかによって水の濡れ方が全然違います。
2022年の例を紹介します。2022年はE・B・I・C・H・U・リラックスエリアの7つのブロックに分かれていました(2日目も1日目と同じブロック割)。各ブロックの場所は事前に情報は出なくて、当日会場に入場するまでわかりませんでした(恐らく転売対策だと思います)。
ブロック | イメージ |
---|---|
E・C | ステージに最も近く、最も濡れるエリア このエリアに入ったら確実に濡れる しかも、花道にも面するので、前方と花道沿いが人気 |
H・U | 花道の前のエリアでしっかり濡れる 特に花道にウォーターキャノンがあるので、ブロック前方だと水をもろにくらう |
I・B | あまり濡れない 前方だと濡れることもあるが、ウォーターキャノンの射程範囲ぎりぎり 前のブロックの人が濡れているのを羨ましそうに眺めることになる |
リラックスエリア | ほとんど濡れない 風向きによっては水を感じる |
※ブロック割は毎年変わるので、記号も含め2023年はどうなるかは当日にならないとわかりません、あくまで参考としてみて下さい。
※イメージはあくまで私の過去の経験からのイメージです。参考程度に…
私は去年、1日目はIブロック90番台だったので、ほぼ濡れませんでした。前方のブロックの人が濡れているの羨ましそうに眺めながら、たまに霧吹き程度の水を感じる程度で本当にファミえんに参加しているのか?と疑うほど濡れずに不完全燃焼でした。
2日目はUブロックの160番台で花道の前2列目を確保できました。「なるべくステージが見える位置を」と場所取りしたのですが、気づいたら目の前にウォーターキャノンがありました。「あっ…、死んだかも…」と思いつつ、ライブが始まると予想以上にヤバかったです。ウォーターキャノンで空中に放出された水は風が弱いとそのまま塊で下に落ちてきます。なので、ウォーターキャノン目の前にいた私はゲリラ豪雨というよりバケツの水をかぶるような感じでした。瞬間に大量の水の塊が降ってくる感じで、思わず笑ってしまいました。水をはじくで有名なゴアテックスを着ていても、何の意味もありませんでした。最高です。
会場までのアクセス(山中湖編)
ファミえんの問題は会場までのアクセスです。2023年の会場は「山中湖交流プラザきらら シアターひびき」です。公共交通機関で行くにはかなり大変な場所で、アクセス方法としては車か公式バスツアーがほとんどだと思います。どれを選ぶかによって参加できる日程も変わるので、自分が確保できる交通手段を検討してみて下さい。
車で移動
レンタカーや自家用車等、車で会場まで行ける場合はあまり悩む必要がないと思います。駐車場さえ確保してしまえば大丈夫です。
会場の公式駐車場を利用
会場横にファミえん参加者用の駐車場が臨時で設けられます。利用する際には駐車券が必要で、チケットと同様に事前販売されます。1日単位で1枚3,000円で販売してます。2日とも利用する場合はそれぞれ駐車券が必要となります。車利用の方が多いため、最初のFC先行で抽選に外れる人も珍しくないです。その後にも一般販売がありますが、結構な倍率となりすぐに完売してしまいます。車利用の場合は駐車券を手に入れることに優先しましょう。
また、注意事項にも記載がありますが駐車場の出入口が1つしかないため、出入にはかなり時間がかかります。入るときは集中することがないのであまり問題ないのですが、帰るときは車が集中してしまうため、かなり時間がかかります。出入口はオフィシャルバスを優先させるため、帰りに駐車場から出るのに2時間以上かかったなんて話も聞きます。去年は出入口に交通整理の方がいたので、多少流れは良くなっていましたが、それでも駐車場から出るのにかなり時間がかかっているようでした。帰りは特に時間に余裕を見ておきましょう。
2022年駐車場販売 | 販売期間 |
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情報発表 | 2022年6月8日(水)12:00 |
FC先行(抽選) | 2022年6月8日(水)12:00~6月15日(水)23:59 |
一般販売(先着) | 2022年7月9日(土)10:00~ |
- 駐車券は車・バイク1台に付き1枚必要となります。
- お一人様1枚まで
- 駐車場利用可能時間は、各日終演後2時間後までとなります。
- 指定の出庫時間を大幅にオーバーした場合は、レッカー等の処置を取らせて頂く事がございますのでご了承ください。
<6日>9:00〜21:00 / <7日>8:00〜17:00 - 駐車券は当日限り有効となります、一旦出庫されますと再駐庫は出来ませんのでご注意下さい。
- 駐車場内外での事故・盗難等、主催者は一切の責任を負いません。
- 飲酒運転は法律で禁止されています。飲酒運転は絶対にお止め下さい。
- 出口がひとつのため出庫まで一時間以上かかる場合もありますのでご了承ください。
- 販売予定数を上回った場合には、売り切れる可能性もございますのでご了承ください。
※2023年の駐車場の詳細が5月18日18時に発表されました。内容は2022年と同じみたいですが、詳細は公式HPを確認してみて下さい。
2023年駐車場販売 | 販売期間 |
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情報発表 | 2023年5月18日(木)18:00 |
FC先行(抽選) | 2023年5月18日(木)18:00〜5月28日(日)23:59 |
一般販売(先着) |
その他の駐車場を利用
基本的には運営が用意している駐車場を利用するようにしましょう。ただし、倍率が高く、駐車券が手に入らなかった人向けに他の選択肢も一応紹介します。これから記載する選択肢はどれも私は利用したことがないので、自己責任でお願い致します。
別現場ですが「W-KEYAKI FES.2022@富士急ハイランドコニファーフォレスト」にて一部の来場者が会場近くのガストに無断駐車して炎上したことがあります。ガストの駐車場なのにライブ中の駐車スペースとして無断利用した方が多く居て、お店側が抗議したという内容です。
ファミリーの皆さまは会場周辺への迷惑とならないようにルールやマナーは守るようにしましょう
1つ目は会場周辺の民間駐車場の利用です。観光地なので観光者向けに駐車場を提供している場所がいくつかあります。山中湖周辺を車で走っていると何件がすぐに見つけられると思います。会場周辺にもホテルの駐車場ですが有料で止められるところが結構あったと思います。ただし、価格は観光地価格なので結構割高です。
2つ目は山中湖周辺にある無料駐車所です。山中湖周辺には観光者向けに無料の駐車場がいくつか用意されています。ただし、どれも会場から遠いため駐車場から会場までかなりの距離を歩くことになります。また、他の観光客の迷惑にもなると思うので、利用は極力避けた方がよいと思います(もしかしたら長時間利用はご遠慮ください等の表示があったかも…、うろ覚えですみません)。
車以外で移動
車で会場に行くことができない人は他の手段を考える必要があります。どれも、普段利用することのない手段だと思うので、事前にしっかり情報収集をしておきましょう。
公共の電車やバスで移動
会場まで公共交通機関のみで行くことも不可能ではありません。試しに新宿駅から会場までの経路を調べてみました。直通のバスがあれば3時間弱で行けます。電車を使うと富士山駅まで電車で向かい、そこからバスで移動する場合は4時間程かかります。しかも、途中からバスに乗り換えますが、運行本数も少ないためかなり使い勝手が悪いです。特に1日目の帰りはバスがなくなっているので、あまりお勧めしません。
公式バスツアーを利用
※私はどれも利用したことがないので、参考程度に…
初心者は公式のバスツアーを利用しましょう。2022年は6月8日(水)12:00からバスツアーの詳細発表および先行販売が開始されていました。宿泊付きのバスプランや日帰り往復バスプランがあり、それぞれ発着地が複数用意されています。確実に交通手段を確保できるのでお勧めです。
特に一人向けの宿泊付きのプランは当日に完売したようなので、利用予定の場合は早めに確保するようにしましょう。
また、2日間参加する場合は大月や御殿場にホテルを予約して、日帰りバスツアーを使って会場に行き来する人もいるようです。山中湖周辺には安いホテルがないので、この方法の方が安いかもしれません。
去年はバスツアーの発着地である三島、大月、御殿場周辺でホテルをとった人が多かったようです。ただし、御殿場は例年お祭り等の他イベントと日程が重なるためホテルがほぼ埋まっています。また、他のエリアもファミリーの方々が早めにホテルを予約してしまうので、宿は早めに確保した方がよいでしょう。
- 周辺の渋滞により到着が予定より遅れることがあり、過去には事故渋滞に巻き込まれて開場に間に合わなかったことがあります。
- バスツアーも同じ会場横の駐車場で発着するので、帰りは駐車場から出るのに時間がかかります。帰りに渋滞に巻き込まれる可能性もあるため、到着予定時間より遅くなる可能性があります。バス利用後に別の交通手段(新幹線、飛行機等)を使う場合は時間に余裕を持った方がよいです。
- バス発車の際に点呼するため置いて行かれる心配は無いようです。
※2023年のバスツアー詳細が5月18日18時に発表されました。詳細は下記URLから確認してみて下さい。
まとめ
- ファミえんはブロック毎に整理番号順で入場する
- ブロックによってはかなり濡れることもあるが、当日入場するまでブロック割はわからない
- 車で来場する場合は公式が用意した駐車場利用がおすすめ(事前に駐車券を購入する必要あり)
- 駐車場は特に帰りに混雑するので、帰りは時間に余裕を持ちましょう
- 車がない人はオフィシャルバスツアー(宿付き、日帰り)を利用しましょう
チケット、行き帰りの交通手段、宿等を確保できればひとまず事前準備は一安心です。交通手段に関してはオフィシャルバスツアーを利用するのが無難ですので、公式からの発表を待ちましょう。
ファミえんはその名の通り、行くのも大変な「遠足」です。ですが、その分他のライブでは味わえない楽しさがあります。
ぜひ皆さんもファミえんに行ってエビ中の夏を楽しみましょう!!
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