これまで銀行預金しかしてこなかったので、2023年からは投資を始めてみようと思い色々と勉強を始めました。
その中で初心者なりの投資方針として下記3項目を目標に掲げ、23年3月に投資を始めてみました。
- 「ほったらかし投資術」の実践
- 23年の積立NISAの枠40万円を使い切る
- SBI証券と三井住友カード「Olive」の連携によるクレカ積立
今回はその具体的な内容の説明と経過報告を行います。
投資に興味があるけど、まだ行動に移せていないんだよなと二の足を踏んでいる方は、投資の第一歩の実例として参考にして頂ければ…。
投資のための準備
投資信託を行う上で私が準備したものを挙げます。
- 証券口座としてSBI証券の口座を開設(NISA口座)
- SBI証券との連携が良い三井住友銀行「Olive」の申込
証券口座としてSBI証券の口座を開設(NISA口座)
まず、投資を行うためには証券口座を作る必要があります。
様々な情報収集の結果、23年3月時点ではSBI証券か楽天証券の利用が良いと判断しました。
この2択の中で私はいわゆる楽天経済圏を利用することがほぼないので、SBI証券を選択しました。
また、同時に投資用資金の管理のため、SBI証券と連携している住信SBIネット銀行の口座も同時に開設しました。
考え方としては投資のための資金をまず住信SBI銀行の口座に入れて、そこから連携しているSBI証券の口座に必要分を入金して投資を行うという流れです。
SBI証券との連携が良い三井住友銀行「Olive」の申込
また、SBI証券での投資を行う上で外せない制度が三井住友カードによるクレカ積立です。
クレカ積立とは口座から直接入金するのではなく、クレジット決裁を経由して入金する手法であり、入金をするだけでクレカのポイントも得ることができるというちょっとした小技です(ただ、三井住友カードでは上限5万円まで等クレカ積立ができる上限はあります)。
ちょうど23年の3月から三井住友銀行の新サービス「Olive」が開始されたため、クレカ積立ができる「フレキシブルペイゴールドカード」を発行しました。
また、SBI証券と三井住友銀行は連携しているため、保有している投資額に対して一定のポイントが得られる等のサービスがあるため、そのために必要な設定等も行いました。
投資の実行計画
- 「ほったらかし投資術」の実践
- 23年の積立NISAの枠40万円を使い切る
- SBI証券と三井住友カード「Olive」の連携によるクレカ積立
この投資方針に沿ってSBI証券での投資計画を作成してみました。
3月の投資計画
銘柄 | 口座種別 | 入金方法 | 入金時期 | 入金額 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | NISA口座 | 現金 | 3月15日 | ¥100,003 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 特定口座 | 現金 | 3月3日 | ¥1,000 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 特定口座 | 現金 | 3月3日 | ¥1,000 |
三井住友DS-三井住友・DC年金バランス30 (債券重点型) | 特定口座 | 現金 | 3月3日 | ¥1,000 |
4月の投資計画
銘柄 | 口座種別 | 入金方法 | 入金時期 | 入金額 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | NISA口座 | 現金 | 4月1日 | ¥33,333 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 特定口座 | クレカ積立 | 4月1日 | ¥48,000 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 特定口座 | クレカ積立 | 4月1日 | ¥1,000 |
三井住友DS-三井住友・DC年金バランス30 (債券重点型) | 特定口座 | クレカ積立 | 4月1日 | ¥1,000 |
5月以降の投資計画
銘柄 | 口座種別 | 入金方法 | 入金時期 | 入金額 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | NISA口座 | クレカ積立 | 5月1日 | ¥33,333 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 特定口座 | 現金 | 5月1日 | ¥1,000 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 特定口座 | 現金 | 5月1日 | ¥1,000 |
三井住友DS-三井住友・DC年金バランス30 (債券重点型) | 特定口座 | 現金 | 5月1日 | ¥1,000 |
年の途中で積立投資を始めてしまったことやクレカ積立の制約等により、3,4月はやや変則的なルールとなってしまいましたが、5月の投資計画が基本形です。
まず、「ほったらかし投資術」の実践としてよく推奨される「eMAXIS Slim 全世界株式(以降オルカン)」を対象に積立NISA口座で投資を行います。
積立NISAには年40万円という上限があるため、月あたり33,333円をクレカ積立により投資を行います。
また、投資の勉強として、他の3銘柄に関しても月1000円ですが投資を行い、経過観察をしながら知識と経験を蓄えます。
「eMAXIS Slim 米国株式(以降S&P500)」はほったらかし投資術の投資先として「オルカン」と共に挙げられているため、比較確認のため投資します。比較の結果、「オルカン」と「S&P500」どちらが自分に向いているか判断する予定です。大まかな内容として、「オルカン」は全世界の株式を対象とするのに対し、「&P500」は現時点で世界の約半分株式規模を持つアメリカの株式を対象としています。安定志向で全世界に分散投資するか、現在イケイケのアメリカに集中投資するかという違いです。
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」と「三井住友・DC年金バランス30
(債券重点型)」は、株式信託の値動きを「大」とした場合それぞれ「中」、「小」の値動きをするといわれている銘柄のため、勉強のため投資します。値動きを観察して、多少の暴落があったときの自分の感じ方などを比較してみたいと思います。
この投資計画を実行しようとしたのですが、NISA制度やクレカ積立の制約でいきなり3月からは実行できないことが試していてわかりました。下記がその内容です。
- クレカ積立は毎月1日しか設定できない。また、実行するには先月の10日までに設定する必要がある。
- 積立NISAは設定金額を月33,333円以上は設定できない。利用可能枠を使い切るためにはボーナス投資枠を別に設定する必要がある。
- クレカ積立ではボーナス投資枠の設定はできない。
この問題を解決しつつ、クレカ積立枠50,000円/月とNISA限度額400,000円/年を使い切ろうとした結果、3,4月は変則的な投資となりました。
2回ほど切り替えのタイミングで再設定が必要となりますが、5月以降は全自動の正真正銘の「ほったらかし」ができる予定です。
3月の投資実績
3月21日時点では、3月の投資計画を実行できました。
3月21日時点での投資実績
銘柄 | 取得金額 | 評価金額 | 評価損益 | 評価損益率 |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | ¥100,003 | ¥100,225 | ¥222 | 0.22% |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ¥1,000 | ¥955 | -¥45 | -4.71% |
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | ¥1,000 | ¥964 | -¥36 | -3.73% |
三井住友DS-三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) | ¥1,000 | ¥997 | -¥3 | -0.30% |
全体 | ¥103,003 | ¥103,141 | ¥138 | 0.13% |
21日時点でそれぞれの値動きは予想通りといった感じでした。
実際に投資をしてみての感想
実際に投資信託の購入に関してはとても簡単で、アマゾンで物を買うのと同じがそれ以下の手間だったと感じました。
ただ、当然理解しているつもりでしたが日ごとに評価額が変わっていくのは新鮮で、特に13日以降はアメリカの銀行破綻等の影響でかなり株価が下がっていたため、評価額も併せて大きく変動しました。
勉強用に投資した「8資産均等型」や「債権重点型」と比較して、その変動額の違いを早くも実感することができました。
今でこそ数百円程度の差ですが、これから元本が増えるにしたがって変動額も増えるので、その時の自分の感じ方も知りたいなと思います。
まとめ
今回は2023年の投資方針の下で、どのような投資計画をたてたか、その経過報告を行いました。
やはり、投資について書籍等で得た知識と実際に投資した経験には大きな違いがあるなと感じました。評価額の変動に対する自分の感じ方などはとても新鮮でした。
今後も初心者として投資の勉強や実践を行い、その経過報告を行っていきます。
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